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7月15日は、祖先の霊を供養する「お盆」、そして三元の一つ「中元」の日!

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アイキャッチ画像

さて、「今日は何の日?」シリーズ第22弾です。

7月15日は、祖先の霊を供養する「お盆」。全国的には旧盆である8月に行事を行いますが、東京・横浜では7月に行われるところも多く、13日の日曜日から各所でお寺が賑わっています。

というわけで、今日はこの行事の歴史をお勉強してみました。

「お盆」と「中元」と「盂蘭盆会 (うらぼんえ) 」

7月15日は、半年生存の無事を祝い、祖先の霊を供養する日として、三元の一つ「中元」にもあたります。

元々は、正月15日の「上元」、7月15日の「中元」、10月15日の「下元」をあわせて「三元」とする道教の習慣によるものだそうです。

中国仏教では、この日に祖霊を供養する「盂蘭盆会 (うらぼんえ) 」を行っていて、これが日本で神道と合わさり「お盆」の行事が定着したと言われています。

そして、江戸時代から商い先やお世話になった人などに贈り物をするようになり、この習慣を「中元」と呼ぶようになりました。

ちなみに、8月のお盆を「旧盆」と呼びますが、7月のお盆を「新盆」とは呼びませんね。

ちなみに、お亡くなりになった方の49日法要が終わってから、次に迎える最初のお盆を特に初盆(はつぼん、ういぼん)または新盆(しんぼん、にいぼん、あらぼん)と呼び、最も厚く供養する風習があるためです。

お盆の習慣

地方によって異なると思いますが、お盆の時期になると道端にキュウリやナスに割り箸をさして、動物を模したように置いてあるのを、小さい頃は不思議に見ていた記憶があります。

 (出典 : Wikipedia)


(出典 : Wikipedia)

これは、「精霊馬 (しょうりょううま) 」と呼ばれるものなのですね。

4本の折った割り箸などを足に見立ててキュウリやナスにさし込み、馬、牛として仏壇まわりや精霊棚に供物とともに配します。

キュウリは足の速い馬に見立てられ、あの世から早く家に戻ってくるように、という願いを込めています。

また、ナスは歩みの遅い牛に見立てられ、この世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるように、また、供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらう、という願いが込められているとか。

他にも、盆提灯と呼ばれる特別な提灯を仏壇の前に飾ったり、木組に和紙を貼り付けた灯篭を流す灯篭流しや、提灯を小船に乗せたようなものを川などに流す精霊流しなど、さまざまな習慣があります。

 (精霊流し)


(精霊流し)

いずれも、祖先の霊を大切に迎えて供養し、そしてお見送りするという昔から受け継がれてきた大切な習慣だと思います。

お迎えした祖先の霊と、この時だけはお会いして、いろいろなお話しが聞けたらと思う、暑い夏の朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2014.7.15記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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